天然氷から世界のかき氷まで

静岡おでん「おがわ」

静岡市を中心とした地域には、熱々のおでんと冷たいかき氷を一緒に注文するという、ユニークで興味深い食文化が存在します。その背景には子供たちの憩いの場であった「駄菓子屋」が存在します。
昭和の駄菓子屋は単にお菓子を売る場所ではなく、子供たちが放課後やプール帰りに集まる地域のコミュニティスペースでした。特に静岡市の駄菓子屋では、子供たちのお腹を満たす安くてボリュームのある「静岡おでん」を提供する店が増えたそうです。そこに夏にはかき氷が登場することで、静岡の駄菓子屋=静岡おでん+かき氷というW看板が同居することになるのです。
特に夏場のプール帰り、海水浴帰りの子供たちにとって、この組み合わせは最高の楽しみでした。プールで冷めた体を「おでん」が温め、温まった体に「かき氷」を流し込むという行動が「体を冷やしすぎない」という理にかなったループだったのです。また、塩気と甘味の味のループも子供たちの楽しみでした。静岡おでんは他県のおでんとは異なり、牛すじ出汁でとった、しっかりと味付けされたおでん。そのおでんに、だし粉(イワシの削り節など)と青のりをかけて風味をつけるのが特徴です。風味も豊かでしっかりと味付けされた「静岡おでん」を、「かき氷」が甘さと冷たさでリセットする。当然次には「静岡おでん」の温かく塩気のある味が欲しくなるのです。「静岡おでん」と「かき氷」の相性の良さを、多くの子供たちが駄菓子屋を介して知ってしまった事が定番となったとされています。

そして、今回登場するお店は、昭和23年創業の静岡おでんの名店。もともと製氷業と駄菓子屋を家族で営むという背景が、先述の文化を生み出したルーツとも言えるお店。駄菓子屋系おでん店の老舗として全国から「おでん」を求めてお客様が集うお店であり、「静岡おでん」という名前を生み出したお店です。60年に渡り代々継ぎ足しのスープを3代に渡り引き継ぐ名店、かき氷も自家製の甘露(カンロ・シロップ)を使った昭和のかき氷がベース。今回も静岡食材を中心にかき氷メニューをラインナップするほか、自慢のおでんも同時に販売いたします。

静岡県:静岡かき氷 静岡おでん「おがわ」

静岡市ではプール帰りに駄菓子屋で「おでん」と「かき氷」を同時に頼む!

昭和半世紀超えの老舗名店の”おでん” と”かき氷”を静岡流にご一緒に!

創業昭和23年。昭和から変らぬ自家製シロップ氷

静岡駄菓子屋系おでん店の代表格。おでんと共に年中提供されるかき氷は、自家製甘露シロップで、静岡市民に愛される。静岡県の果実や、お茶を贅沢に使用したシロップと、ふんわり氷は相性抜群。先代のおばあちゃんの逸品も継承。

■主なメニュー
紅ほっぺ
静岡ミルク金時
おばあちゃんのスイカ氷(限定)
スルガエレガント氷
富士山氷
塩甘露(カンロ) ほか

◆静岡おでん各種も販売

昭和から続くメニューも存在!


・おばあちゃんのスイカ氷
 初代のおかみさんが作っていた「スイカ氷」を復刻したメニュー。シンプルな味わいなのに、専門家も唸る味に。

・塩甘露
 地域によって呼び方は違うものの「スイ」「みぞれ」などと呼ばれる「甘露」に、夏場の補給が必須のお塩を振りかけたシンプルな味わい。


出店店舗情報


栃木県 日光天然氷松月氷室「LOVE’S(ラブズ)」    
茨城県 日本フルーツかき氷り「アオイ」
千葉県 ケーキのようなかき氷「ろまん亭」    
静岡県 静岡おでん「おがわ」
香川県 さぬき菓匠「松風庵かねすえ」
企画出店「日本のご当地かき氷」ブース
韓国スノーミルクピンス「WOW CHICKEN」
台湾かき氷「綿綿氷専売所」(めんめんぴんせんばいじょ) 
企画出店「世界のご当地かき氷」ブース

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